僕がピザ焼きにハマった理由【石窯mini】

ナポリピッツァといえば400度を超える高温の窯で90秒以内に焼き上げることで有名だけど、これを自宅で再現するのは難しいです。金と敷地に余裕がある人は自宅にピザ窯を作ったりもするけど、そこまでできる人はほんの一握りです。

しかし最近はコンパクトサイズだけど400度を超える温度が出せるピザ窯がでてきました。この小さいピザ窯の登場で本格的なピッツァを自宅で焼くことが可能になり、自宅ピザブームが到来しました。

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小さいピザ窯の中でもENROというメーカーの商品は特に人気で、その理由はプロモーションの上手さにあると思います。プロのイタリアンシェフが森の中で本格ナポリピッツァを焼き上げるという映像で購買意欲をめちゃくちゃそそられる内容となっています。

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薪ストーブで有名はホンマ製作所もピザ窯ブームに乗っかってかポータブルピザ窯を作りました。薪ストーブ界隈では有名なメーカーなのでネームバリューで結構売れていると思いきや検索してもこのピザ窯を使っている人は全然見当たりません。ホンマ製作所公式ユーチューブチャンネルで実際にピザを焼いている動画を見つけたのですが、素人が焼いたピザで全然美味しそうに見えませんでした。

ENROはプロモーションにめちゃくちゃ力を入れたおかげでピザ窯がバカ売れして、そのピザ窯を購入した人がSNSでピザを作る様子をアップして、それを見た人がENROを購入するというループが出来上がっているような気がします。やはり使っている人の母数が多いと連鎖で広がっていくのが強いですね。

そんな中、今年の春に石窯miniというポータブルピザ窯が登場しました。上記で紹介したピザ窯は鉄板製なのに対して、石窯miniは耐火モルタルで作られていて、文字通り石窯となっています。鉄板の窯と比較して石窯は蓄熱性があり安定した温度によって美味しいピザが焼けるそうです。

この石窯miniをモニターで使ってみてほしいと言われ渡されたのですが、初めて使ったときは慣れない火起こしで苦労して、なんとか完成したピザも出来損ないでした。こんな面倒な思いをしてこの程度のピザしかできないならガストで食べたほうが良いなというのが正直な感想です。

「動画は別に作らなくてもいいけど、個人的には作ってもらえたら嬉しい」と言われて石窯miniを渡されたのですが、流石に1本くらいは動画を作らないと義理に反するのでピザ作りの練習をすることにしました。

まずはENROピザ大学の動画を見て同じように作ってみたのですが、結果は全然だめでした。生地に穴が空いていたみたいで焼成中に具が炉床に染み出して悲惨なことになりました。次に焼いたピザはうまく焼けましたが生地が固くて全然美味しくないです。

ぼく「やっぱりガストのピザのほうがいいな・・・」

その後もいろんな動画を見ては見様見真似で作るを繰り返していました。そしてある日めちゃくちゃ美味しいピザが焼けた時がありました。焼き上がりがふんわりしてとても軽い食感で、妻もこのピザは今までとはひと味違うと絶賛してくれました。

このピザの何が今までと違うのかというと、過発酵の生地を使って作りました。発酵が進みすぎた生地は空気が抜けてぺちゃんこになり、なおかつベタベタしてとても扱いにくい生地になります。正直この生地でピザを作ってもろくな味にならないと思っていたのですが予想に反して絶品ピザができました。

この体験をきっかけに、生地の発酵をしっかりすれば美味しいピザができるということを学びました。それからはピザ作りに夢中になって多い時は週7回焼くレベルでハマってしまいました。

それから夏がやってきてピザを焼くと命の危険を感じるようになりしばらく休むことにしました。更に健康診断で高脂血症の診断が下り現在はたまにしかピザを焼かなくなりました。まあどんなことでもやりすぎは良くないですね。

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