日本エコル、アクア事業展開。はるかエビの養殖所を見に行く

太陽熱温水器

吉田克也と日本エコル

我が家では日本エコル製の真空管式太陽熱温水器を使っています。DIYで設置する様子や実際に使ってみた使用感などをユーチューブで公開しています。僕のチャンネルでは太陽熱温水器コンテンツはとても人気ジャンルとなっています。

【解説】真空管式太陽熱温水器はまじですごい

日本エコルからの電話

先日、日本エコルから電話がかかってきました。

エコル「今度茨城まで行くのですがよかったら来ませんか?エビの養殖業者を見に行きます。」

日本エコルは広島にある会社です。たまに関東に仕事で来ることがあるのですが、その時タイミングが合えば合流して一緒に食事をするのですが、今回も食事のお誘いを受けました。

日本エコルのアクア事業進出

太陽熱温水器の会社である日本エコルがなぜエビの養殖?とおもったのですが、最近はアクア事業にも進出しているそうです。

日本エコルの製品ページ

日本エコル製品ページ

エコルのホームページをみると水槽用のヒートポンプやろ過装置などが販売されている。太陽熱温水器とアクア製品の2軸でやっていることが伺えます。

エビ養殖場に到着?

当日、車で待ち合わせ場所まで行きました。ナビに案内されたのはエムテックという金属加工の会社です。

エムテックのホームページ

エムテック

妻「ここで本当に合ってるの?」
僕「ちゃんと言われた住所を打ち込んだから間違いないと思うけど・・・」

数分後エコルの社長がタクシーで到着しました。やはりここで間違いなかったようです。
タクシーからエコル社長をはじめぞろぞろと人が降りてきました。仲間を引き連れて広島から来たみたいです。

見学メンバーは全部で6人です。

・僕
・妻
・日本エコルの社長
・防水屋の社長(エコル社長の旧友)
・防水屋の広報部長
・ボクシングジムの社長(エコル社長の友人)

エムテックとは

そもそもエビの養殖会社に来たのになぜ金属加工の会社なのか?色々疑問が残ります。エムテックの松木社長がスライドを使って説明してくれました。

松木社長
松木社長

エムテックはNC旋盤切削加工の会社です。簡単に言うと金属の棒を回転させて刃物を当てて造形していくんですね

エムテックは1949年に創業して、初期の頃は日立の下請けで電力メーターの部品を作っていたそうです。高度経済成長と共に事業も順調に成長していったけど、最近になって情勢が急変したそうです。

2009年、リーマンショックの影響で日立の大赤字・事業再編がスタートしたのです。いままで親会社から受け身で仕事をもらっていた町工場はかなりの大打撃です。

親会社ありきの下請事業だけでは先がないと思ったエムテックは医療分野にも進出して現在はカテーテル手術で使うような極小の精密部品などを作っているそうです。

松木社長
松木社長

チタンを弊社の精度で加工できるのは世界的にみても数少ないですよ

ちなみに先月親父が心筋梗塞で緊急搬送されました。カテーテル手術を受けてなんとか一命をとりとめたんだけど、もしかしたらエムテックの部品に命を救われた可能性がありますね。

なぜエビの養殖を始めたのか

エムテックの機械加工の歴史はわかりました。なぜ全く畑違いのエビの養殖に進出したのでしょうか。松木社長に聞いてみました。リーマンショックの次はコロナショックが到来して、自動車部品の需要が劇的に落ちて業界にまたもや暗雲が立ち込めたそうです。そんななか、松木社長は趣味である錦鯉をぼーっとみていました。

松木社長
松木社長

どうせ仕事にするなら好きなことを仕事にしたいな。そうだこれを仕事にすればいいかも!

趣味で20年前から錦鯉を飼っていた松木社長は錦鯉を輸出する事業を思いつきました。しかし許可を取るのが厳しくて断念したそうです。

松木社長
松木社長

錦鯉はだめだったか。じゃあ鯉を育てるノウハウでなにか事業ができないものか

そこで色々調べた結果エビの養殖にたどり着いたそうです。鯉を育てるうえで水槽の水管理がとても重要になってくる。その水管理のノウハウを使ってエビを育てることができるのではないかという発想です。

エビ養殖場に潜入

早速エビの稚魚を取り寄せ会社の空き倉庫で育ててみることに。試行錯誤の末これならうまくいくと確信して本格的な養殖場を設置したそうです。

エビ養殖場テント はるかエビのHPからお借りしました

会社の駐車場に設営された白いテント。この中にエビの養殖場があるそうです。

テント中にはたくさんの水槽が設置されていました。水槽の温度を一定に保つために日本エコルのヒートポンプボイラーをつかっているそうです。

日本エコルのドラム式フィルター式ろ過器

こちらは日本エコルのドラム式フィルターろ過器です。

茨城の精鋭町工場が集結!最強ギルド『GLIT』

松木社長
松木社長

このろ過装置は我々がつくったんですよ。

浄化槽のようなろ過装置

松木社長が指さした先に浄化槽のようなろ過装置がありました。プラスチックの箱で作られており微生物で水を浄化する仕組みになっています。

僕「すごい、ろ過装置もエムテックでつくれるのか。」

しかしなぜ金属加工の会社であるエムテックが浄化槽を作れるのだろう。全くの畑違いでなはいか。エビの養殖業を始めるくらいだから思い立ったら何でも作ってしまう会社なのだろうか?

実はこのろ過装置はGLITという茨城の町工場が集まってできた共同受注体で作られたものです。茨城は日立のお膝元でもあるので優秀な町工場がたくさんあります。旋盤加工のエムテックをはじめ、板金加工、ネジ、樹脂加工、電装などのスペシャリストがたくさんいます。それらが集まって共同受注体「GLIT」を作りました。

企業単体だと一つの部品しか作れませんが共同体になれば様々な製品を製造することができます。

このろ過装置は共同受注体「GLIT」で作られたのです。

GILTのホームページ

GLITの強み

GLITのページを確認するとイメージをそのまま丸投げ可能ですと書かれています。僕は送風式ウッドガスストーブを自作する動画を上げていて、製品化して欲しいというコメントをよく貰います。正直趣味で作っているものなので売る気はサラサラないのですがもし製品化するとなったらGLITにイメージを丸投げして作ってもらえるのではと思いました。

最近はウッドガスストーブを使ったボイラーを作りました。僕個人で使う分には問題ないのですが他人がこれを使うとなるとハードルが高すぎます。

ウッドガスストーブボイラー

不安定なブロックに載せられた水タンク。危険を理解して使わないと事故になりかねません。

ボイラーの制御盤

ぐちゃぐちゃの制御盤。設計した僕以外操作できないと思われる。

GLITにこのウッドガスボイラーを製品レベルに仕上げてほしいと伝えるとスムーズに作ってくれると思います。

本来なら金属加工、電装、プログラミング、安全基準などいろいろな業者とやり取りしなければいけない手間が一括でできるのでとても便利だと思います。

はるかエビを実食

夜の会食で実際に養殖したエビを食べさせてもらいました。

はるかエビというブランドで紅はるか(さつまいも)の皮を一部餌にしているそうです。

松木社長
松木社長

市販品の2倍のアミノ酸を含有しています。皮ごと行けますのでどうぞお召し上がり下さい。

皮ごとかぶりつきました。めっちゃうまいです。アミノ酸2倍は伊達じゃありませんね。美味しい料理もあって会話がとても盛り上がりました。その中でもエコルの社長が一番ヒートアップしていました。

エコル「松木社長の考えは素晴らしいよ!GLITのような組織に俺はめちゃくちゃ感銘を受けたよ!下請けで安く使われるんじゃなくて自分たちで仕事を作っていかないと!」

身振り手振りで感動を表現していたらワインに接触してぶちまけるくらいに感極まっていました。

ボクシングジム社長「あ!俺のシャツにワインがかかった!」

松木社長「ヒートポンプ1台で手を打たれて(笑)」

エコル「いやーまいったなぁ」

はるか海老のホームページ

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