自作ポータブル電源をキャンプで運用。既製品と比較してどうなのか?

DIY

キャンプで使うためにポータブル電源を自作して、実際に10日ほど運用してみました。

自作電源のスペックは下記のとおりです

自作
価格32642円
容量384Wh
AC100V出力なし
USB QC3.0(18W)4口
USB PD36W×2口 100W×1口
シガーソケット1口(PD100w)
充電(ソーラーMPPT)46V/20A 260w/12v 520w/24v
充電(AC100V)なし
充電(カーチャージャー)なし
スマートBMSJBD 80A スマホ監視可
重量4.8kg
寸法幅200x奥行349x高さ181mm

この自作電源の特徴はDC出力しか搭載していないことです。AC出力を搭載してしまうと値段も高くなるし、大きさ、重量も増えてしまうのであえてAC出力は搭載しませんでした。

自作電源はキャンプで使い物になったのか?

キャンプで10日ほど使ったのですが特に問題なく運用できました。

自作電源のバッテリー容量は384whなのでそれほど大きくないのですが、ノートPC、ゴープロ、スマホ、iPad、モバイルルーター、ランタンくらいしか充電するものがないので電力は余裕で足りていました。

100wのソーラーパネルで自作電源を充電したのですが、夏という季節柄、雨が少なかったのと太陽が高い位置にあるので384wh程度の自作電源ならあっという間に満充電なります。

自作電源、不満点はなかったのか?

自作電源に関しては特に不満点は無かったのですが、チャージコントローラーを自宅に忘れてしまうという大ポカをやってしまいました。既製品の電源ならチャージコントローラーと電源が一体化しているのでこんなミスは発生しませんでした。

チャージコントローラーがないと自作電源を充電することができないので、仕方なくアマゾンのコンビニ受け取りで現地調達しました。チャージコントローラー本体の他にケーブル、工具、MC4端子なども注文して合計17000円ほど出費する羽目になってしましました。

自作、既製品の電源、どちらが優れているのか?

実際みなさんが気になるところは自作と既製品、どちらの電源が優れているのかということだと思います。

結論から言うと384Wh程度の低容量電源なら既製品のほうが優れていると思います。

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アマゾンで同程度の容量の電源を検索したところ、BLUETTIの電源が49800円で販売されていました。とりあえず簡単にスペック表を書き出してみました。

BLUETTI ポータブル電源 EB55
価格49980円(2021年8月15日現在)
容量537Wh
AC100V出力純正弦波 4口 700W(瞬間最大1400W)
DC出力12V 10A ×2口
USB A 出力4口
USB PD 出力100W×1口
シガーソケット1口
充電(ソーラーMPPT)12-28V 8A MAX 200W
充電(AC100V)90W 付属ACアダプタ / 200W 別売りACアダプタ
充電(カーチャージャー)12V 98W / 24V196W ※カーチャージャー付き
重量7.5kg
寸法幅275×奥行190×高さ195mm

自作電源と比較すると若干値段が高いけど、スペックが素晴らしいです。特に注目すべきところはUSB PD100W出力に対応しているところですね。

自作電源でUSB PD100W端子をつけようと思っても端子自体が販売されていないのでシガーソケットにUSB PD100W対応のカーチャージャーを差し込んで使うしかありません。これだとカーチャージャーが出っ張って邪魔です。

あと自作の駄目なところはアリエクスプレスから部品を仕入た部品にたまに不良品が混じっている場合があります。僕の場合BMSという部品が不良品で業者に返金要求したのですが色々とはぐらかされて返金されませんでした。

既製品の場合はアマゾンから購入するので、不良品だとしても簡単に返品ができます。

自作電源のメリットはないのか?

低容量の電源の場合は既製品を使うのがおすすめですが、1000Whを超えるような大容量電源の場合は自作電源のほうが圧倒的に安いです。

大容量の自作電源と既製品電源を比較されている動画があります。

この方の動画ではチャージコントローラーとインバーターが一体化したものを使っています。別々に購入するよりも一体化したやつを使えば値段も安いし工事も楽なるのでおすすめです。ただ、それなりに基礎知識がないと危険なのである程度は勉強してから自作したほうが無難ですね。(第二種電気工事士くらいの知識あればいいかと。)

まとめ

低容量電源なら既製品がおすすめ。

大容量電源なら自作すると圧倒的に安い。しかしそれなりの基礎知識は必要。

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