今年の3月頃、ナス農家さんが僕の小屋に遊びに来ました。その時、完成したナス農家さんの小屋をまだ見ていないので、今度見学させてほしいという話をしました。
その後、忙しくてなかなか時間が取れなかったのですが、電気工事士の試験が終わってようやく暇になったので、ナス農家さんの小屋を見学させてもらいに行きました。
約5年ぶりにナス農家さんの小屋に来たのですが、外観は当時とほとんど変わっていませんでした。しかし細かいところを見るといろいろな変化が伺えます。
この井戸はナス農家さんが自力で掘った井戸です。水受けのポリタンクが黒く変色していることからもわかるように、ここの井戸水は鉄分が含まれていて生活用水として使うにはあまりいい水質とは言えません。
この土地には上水道も来ているので工事さえすれば上水道を使うこともできるのですが、井戸が使えるうちは行けるとこまで行ってみるとのことです。ナス農家さんの生活スタイルなら水をそれほど使わないので問題ないかもしれませんね。
こちらは小屋に引いている電気です。単相3線式30アンペアで引いていますね。この配電盤のコンセントから小屋まで延長コードで電気を引っ張っています。
配電盤はポリカーボネートの板に固定されていました。以前はベニヤ板に固定していたのですが、風雨にさらされてボロボロになったので新しくポリカ板につけ直したそうです。配電盤の固定作業は第二種電気工事士の資格がないとできないのですが、ナス農家さんはちゃんと資格を持っているので自力で作業したそうです。
ナス農家さんの小屋には車輪がついていてレールの上に乗っています。なぜこのような小屋を作ったのかというと、建築確認申請を回避するためだそうです。法律で更地に建築物を建てる場合は建築確認申請という手続きをしなければいけないのですが、図面を書いたり建物の強度計算をしたりと素人が書類を作るにはかなりハードルが高いのです。
そこでナス農家さんが考えた作戦は小屋に車輪をつけてしまえば建築物ではなく車両扱いになるので建築確認申請は不要になるのではないかということです。実際に役所に確認して、建築物ではないとのお墨付きももらっています。
こちらは小屋の壁です。一見モルタル仕上げに見えますがスタイロフォームに水性ペンキを塗っただけだそうです。そのままだとペンキののりが悪かったのでジェッソという下地材をプライマー代わりに塗ってその上に水性ペンキを塗ったそうです。
数年立って苔が付着してきたそうですが、ペンキを上塗りして封じ込めたそうです。
こちらのエアコンはナス農家さんが自力で取り付けたそうです。設置して5年、不具合なく稼働しているそうです。
今なら取り付け動画がいくらでもあるのですが、当時は動画がほとんどなく、ブログもわかりやすく解説しているものがなかった記憶があります。そんな中でネットの情報収集のみでよく取り付けたなと思いました。
室内も見学させてもらいました。吊り下げ方式でものが管理されていて床がスッキリしていました。
ナス農家さんが最近熱中していることについてもお話を伺いました。美容やファッション方面を最近は研究しているそうす。
まず目についたのが100wと書かれた投光器です。この投光器は赤色LEDの投光器だそうで、美容業界では赤色LEDを浴びると皮膚にいい効果をもたらすということが言われているそうで、本当にそうなのか現在検証しているそうです。
ファッションにも力を入れているそうで、いろいろな服が掛かっていました。ミニマリストであるナス農家さんは以前はジョブズの制服制度を推奨していた記憶があります。
ナス農家さんは自己投資が趣味で、優先度の高い自己投資はほとんど終わったので今まで優先度が低かったファッション方面に力を入れ始めたそうです。なんだかドラクエの転職みたいで面白いですね。僧侶と賢者を極めたので今度はスーパースターに転職するみたいな感じですかね。
約5年ぶりにナス農家さんの小屋にお邪魔したのですが、外観はほとんど変わっていなくても生活スタイルはかなり変化していて驚きの連続でした。ネット発信はやめてしまったけど、何かしら面白いことを見つけて楽しでいるナス農家さんのライフスタイルはとても充実していると感じました。
コメント
ナス農家さんのブログは土地を買って小屋を建てている当時から読んでいたので、今回の記事で安否が確認できてありがたい。
気になったのはトイレ。来客があった場合はどうするんだろう?近所のコンビニや公園を借りるんだろうか?
ナス農家さんの今、が気になってこの記事が引っかかりました。
ミニマリストの知識もナス農家さんの動画ぶんくらいしかないので、色々解説してあるのありがたかったです。ずっとあの当時のまま暮らしていたなんて、すごいな…。記事で紹介してくださってありがとうございました!
最近私も(一度もお金になりませんでしたが)ネットでの発信を辞めました。
いろんな人が本能のまま書き連ねるネットだから、書き手は媒体を選ぶか、スッパリやめるかに尽きちゃいますよね、、、。